噂はコワイ② ～施設様向けのお話～
噂の真相・・・それは「奥さまが強すぎる」
前回に続いて、仕事場探しをしている求職者の方から、悪い噂で敬遠されてしまう施設様に向けて書いて行きます。
まず、施設長や社長の意向が全くスタッフに伝わっていない。
または本当にトップが嫌われている場合。
特定の施設長や役職者だけが嫌われている場合は、まだ職場の仲間とワイワイ悪口を言って発散している場合が多く、救いがあるのですが、なかなか手強いのは、ご夫婦や世襲で経営されている場合です。
特にご夫婦での経営の場合は、奥様の意向が強い施設が多いようで、大体の場合、『奥さんが細かすぎる。うるさく言い過ぎる』とスタッフから評価されているようです。
また、世襲の場合、『父親の代は良かった。父親は人格者だったのに』などの、次世代に対する未熟から来る批判、または、『息子はまだいいが、その母親が現場に口を出してくる』という悪評価をスタッフから下されている施設もありますね。
はい、施設様の仰りたいこともよくわかります。
求職者様が仰りたいことも、存じ上げております。
しかし、仲介人として言えることは、今は圧倒的に働き手市場です。
あなた様の施設で働いてくれる人がいなければ、にっちもさっちも行きません。
家族的経営が過ぎる場合、特に女性が口うるさいとされている場合は、少し気を付けられた方が良いでしょう。
夫婦としては、それで良いパワーバランスを保っているかも知れませんが、現場にそこを反映されてしまうと、働き手にとってはたまりません。
いえ、私から言えることは、経営者夫婦であるところの、奥さんの方が悪いのではありません。
大体にして、夫(多くは社長)が不甲斐ない。
もっと奥様のブレーキをかけたら良い。
…と言いますか、貴方様が不甲斐ないから、奥様が、出る必要の無い場面でまで出ざるを得ないのです。
結果、スタッフに嫌がられる。
そして、辞めたスタッフに悪評を立てられる(本人は悪評を立てているつもりなどは毛頭ありません。悪しからず)
悪評は介護員仲間の間で評判を呼び、『絶対にあそこだけは行くな』と広まって参ります。
そうなってしまうと、我々としては如何とも出来ないのです。
噂はあくまでも噂。それは充分理解出来ます。
しかし、立てられた噂を否定出来る術が無いこと、いくら叫んでそうじゃないと言ったとて、人は悪い方に流され、弱い者や自分の芯を持たない者ほど、その噂を信じます。
私にも、あらぬ噂を立てられ辛い経験をしたことがありますから、痛いほど、その『違うんだ！真実を見極めてくれ』と言いたいお気持ちはわかります。
しかし、白が白とは限らぬのが噂の世界。
わかる人にはわかる
が、まかりならない時も御座います。
社長たる夫の立場の貴方様。
奥さんに苦労をかけぬこと。
ビシッとして下さいませ。
北海道介護求人センター 北條
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