・仕事のお金基礎知識~保険編~
・仕事のお金基礎知識~保険編~
本日は前回の税金に引き続き、お給料や保険について解説して行きます。
総支給額と差引支給額が大きく違うのは前回お話した通りで、
お給料からは税金と社会保険料が天引きされるというわけです。
社会保険料は4つあり、健康保険・厚生年金保険・雇用保険・介護保険で構成されています。
[健康保険・厚生年金保険]
健康保険・厚生年金保険は会社と自分が折半して支払うもので、
労災以外の公的医療保険と、将来受け取る厚生年金の掛け金になります。
こちらは、配偶者等の扶養に入っている場合は天引きされることはありませんが、
一定の基準を満たすことで掛かるものですので、扶養に入っていた方が得なのか、
自分でバリバリ稼いで払っていった方が将来的に有利なのか、しっかりと調べて行く必要があります。
負担額はけっこうお高めな印象です
(そのかわり、日本の場合は医療費の自己負担額が諸外国と比較しても少なく、
医療サービスが充実しているという意見もあります)
[雇用保険]
そのものズバリで、失業した時に失業給付を受け取る為の掛け金です。
負担する掛け金はさほどでもありませんが、かかっているのとかかっていないのでは、
万一の時に全然違いますので、有事の時にはあるとありがたい保険と言えますね。
[介護保険]
40歳以上になると健康保険とともに納めるようになります。
これは将来寝たきりや痴ほう症になった時など、
介護が必要になった時に必要な給付を受け取る為の保険です。
以上がお給料から引かれる公的な保険料です。
企業によっては労使協定により、積立や親睦会費などの控除がある場合もあります。
あまりにも大きな額面が差し引かれている場合は、何の名目の控除なのか、一度調べてみると良いですよ。
頑張って行きましょう。