職場での人間関係について ~求職者様向けのお話~
人間関係とは何ぞや
施設をご提案している際に、求職者様によく聞かれることの一つ
『ここの施設って人間関係はどうなんですか?』
これはもう、本当に多いですね。
鉄板の質問の中でも更に1位2位を争うと言っても良いかも知れません。
コミュニケーションを取るのが得意な方は、さほど気にならないでしょう。
しかし、不得意の方も大勢いらっしゃいます。
私たちは職業柄たくさんの人を見ていますが、介護業界では、特に気にされる方は多いと断言出来ます。
明らかにコミュニケーションが苦手なタイプで、全くの異業種から最終的に介護業界に転身して来られたのだろうな……と感じられる方も非常に多いです。
さて、『ここの施設って人間関係はどうなんですか?』という質問に対しての答えは、
『わかりません』としか、言えないのが真実です。
(数値的には離職率からの見解はお伝えできます)
私たちの目から見て「ここはこういう特色の施設だな」ということは肌で感じて、記録としてもつけていますから、この求職者様をここの施設に紹介したらどうなるか、ということは容易に想像がつきます。
現場訪問や、営業している中で、職員や現場トップ、施設長の対応を見て、その施設がどのような施設かは、ある程度は読めるからです。
しかし、人それぞれ感じる部分は違いますので、その求職者様にとって、その施設の人間関係が良いかどうかは、結局のところ、ご自分で感じ取って頂くより他は御座いません。
それにしても雰囲気で合う合わないはある程度判断出来ます
明らかにコミュニケーションを取るのが苦手(あるいは時間がかかるタイプ)と見てとれる求職者様に、就職への第一関門である面接が厳し過ぎる施設や、忙しすぎて新人を教える体制が整っていない施設(いわゆる仕事は見て覚えろタイプ)はご提案致しません。
また、過去の求職者様からヒアリングして蓄積した施設ごとのデータの中でも、必ず人間関係でNGを食らっている施設も、積極的にお薦めは致しません。
ご提案したところで落ちるからです。
受かったとしたってミスマッチ過ぎて不幸です。
(その施設が、給与面で他と比べて優位であったりと、別の側面でメリットがある場合は、人間関係をご自分で構築出来るタイプの求職者様には、きちんとご提案していくのは言うまでもありません)
気さくで、その人の心の機微を読み取れる、懐の深い面接官の居る施設も中にはたくさんあります。
(要するに、人を見てうまく使いこなしてくれるスキルがある施設)
その求職者様のタイプや性格的な傾向を見ながら、ご提案する施設に変化を付けていく。
しかし、大きく見れば、私たちが出来るのは、その程度のことなのです。
究極的には人間関係は自分で構築していくしかありません。
そもそも、人間関係って、いったいなんでしょうか?
長くなりましたので次回に続きます。
北海道介護求人センター 北條
(運営元:(株)ひとらんど)