職場での人間関係について・其の2 ~求職者様向けのお話~
仕事に自信が持てないあなた様へ
前回の続きです。
仕事場というコミュニティに属している以上、人間関係からは逃れられません。
これは、介護業界だけではなく、全世界、全職種を通じて言える事です。
小規模で、職員の人数が少ないから、人間関係が良いかと言われればそれはNOですし、大規模で職員の数が多いから人間関係が悪いのかと言われれば、それもNOです。
そもそも、人間関係とは何でしょう?
「仕事」という側面で考えますと、それは「仕事」そのものです。
人間関係に上下の序列があるから組織が形成され、横の人間関係に広がるから現場が回ります。
得てして、人間関係が苦手と言う方は、仕事に自信が無い方が多いです。
あるいは、自信があり過ぎる方も、自分では気づいていませんが人間関係は苦手と言えるでしょう。周りが「そういう目」で見ているからです。そしてそれに気づいていない。
仕事に自信が無いタイプに話を戻しますと、「受け身」の方が多いです。
「誰かが教えてくれる」
「誰かが指示してくれる」
これを待つだけでは、残念ながら、忙しい現場ではお荷物扱いされてしまいます。
例えば、よく求職者様との面談の中で出てくるやりたくない作業の一つに、記録などをつける際、最近ではPC作業が欠かせないのですが、特にご年配の求職者様の場合は「PC操作が苦手」という方がいらっしゃいます。
このあなたが行きたいと思っている施設は、記録はPC入力ですよ、とお知らせすると、「教えてくれたら出来ます」と、よくおっしゃいます。
裏を返せば、「誰かが教えてくれない限り覚える気は無い」という事と同義です。
そして、「前の職場でもみんな教えてくれなくて」と嘆くのです。
これでは人間関係は構築出来ません
仕事は、出来る人のところに集まります。
皆、職場ではそれぞれ忙しいのが現状です。誰しも余裕はありません。
親切で懇切丁寧に教えるのは、職場の新人に対する基本姿勢であり、至極当然の事です。
そういう体制が整っていないこと自体、NGです。
しかし、現実はどうでしょうか。
一回は、額面通り教えてくれるでしょう。
二回目からは、「ただ受け身で覚える気が無い人」には職場は冷たいのが真実です。
「教えてくれたら覚えます」という気持ちをお持ちの方は、少し考え方を変えてみて下さい。
そうでは無く「是非教えて下さい。覚えますので」こんな姿勢をお持ちになって下さい。
そういった姿勢を相手に見せる事で、「受け身」のあなた様から「積極的」なあなた様へと変化していけるはずです。
受け身な人を軽んじても、積極的な人を軽んじる人はいないからです。
お仕事に自信が持てない方、どうぞ少し考え方をこのように変えてみて下さい。
少し意識するだけで、発言や行動は変われます。そこが変われば、相手のあなた様に対する態度も変わります。
いきなり出来なくても、次の職場からはきっと。
必ず出来ます。
ご自分を信じて下さい。
そういった変化の中で、人間関係は円滑になって行けます。
北海道介護求人センター 北條
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